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腫瘍ゲノム研究部 Department of Cancer Genome Research

メンバー

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部長(PI) 藤井 智明 Tomoaki Fujii Researchmap
メールアドレス tmfujii
研究助手 長谷川 美佳 Mika Hasegawa
共同研究員 山口 茂夫 Shigeo Yamaguchi
韓 敏 Min Han
高桑 和也 Kazuya Takakuwa

※メールアドレスには@po.kyoundo.jpをつけて下さい

研究内容

① ゼブラフィッシュを用いたヒト疾患研究

本研究部では、ゼブラフィシュを用いて腫瘍を中心とした疾患研究を行っております。ゼブラフィッシュは、ヒトと遺伝子の相同性が高く、多産、安価な飼育費用、簡便な遺伝子操作などの特徴をもちます。私たちは、このように実験動物として有用性の高いゼブラフィッシュを用いて表現型に着目した順遺伝学と遺伝子改変ゼブラフィッシュを用いた逆遺伝学の方法論を利用して、腫瘍の進展・転移に関わる遺伝子の探索および機能解析を行っています。

SMYDファミリー遺伝子の機能解明

私たちは、腫瘍形成に重要な役割を果たしているヒトSMYDファミリー遺伝子の機能解析を行っております。SMYDファミリー遺伝子は、SMYD1~5の5遺伝子からなり、腫瘍形成や心筋・骨格筋形成に重要な役割を果たしています。しかしながら、詳細な機能は明らかになっておりません。私たちは、ゼブラフィッシュを用いての初期発生段階におけるSMYD3およびSMYD5の役割をノックダウンおよびノックアウトしたゼブラフィッシュを用いて解析を行ってきた。SMYD3は、骨格筋および心臓形成に必須であること(Fujii T et al, PLoS ONE, 2011)、SMYD5は血球分化に関わること(Fujii T et al, Sci Rep, 2016)を明らかにしてきた。さらに、他のSMYD遺伝子の解析も進めています。

転移を規定する間質細胞の因子の探索

がん患者の死因の多くは,遠隔転移に起因する割合が最も高い。近年、様々な癌種で周囲に存在する間質細胞と癌細胞との相互作用が癌転移に重要な役割を果たすことが明らかにされている。私たちは癌細胞の周囲に存在する間質細胞の転移に関わる因子を明らかにすることを目的として、ゼブラフィッシュを用いた順遺伝学的手法を利用して転移に関わる間質細胞の因子の探索を行っています。

② 網羅的ゲノムシーケンス解析を利用したがんドライバー遺伝子の同定とバイオマーカー探索および機能解析

近年、次世代シーケンサーの発達により、臨床サンプルから網羅的なゲノム情報を取得できるようになり、そして、がんゲノムデータを利用して、さまざまながん種における突然変異パターンを分析し、各がんにおける発がん要因を研究することが可能になってきてます。私たちは、順天堂大学腫瘍内科学教室との共同研究で様々な癌患者から得られた網羅的なゲノム情報をもとに、がんゲノムデータを利用して、がんドライバー遺伝子の同定やバイオマーカー探索および機能解析を進めています。

研究業績(過去5年間)

  1. Yamaguchi S*, Fujii T*, Izumi Y*, Fukumura Y, Han M, Yamaguchi H, Akita T, Yamashita C, Kato S, Sekiya T. Identification and characterization of a novel adenomatous polyposis coli mutation in adult pancreatoblastoma. Oncotarget. 2018 Jan 6;9(12):10818-10827. *These authors contributed equally to this work.
  2. Kawai M, Komiyama H, Hosoya M, Okubo H, Fujii T, Yokoyama N, Sato C, Ueyama T, Okuzawa A, Goto M, Kojima Y, Takahashi M, Sugimoto K, Ishiyama S, Munakata S, Ogura D, Niwa SI, Tomiki Y, Ochiai T, Sakamoto K. Impact of chromosome 17q deletion in the primary lesion of colorectal cancer on liver metastasis. Oncol Lett. 2016 Dec;12(6):4773-4778.
  3. Ikenoue T, Terakado Y, Nakagawa H, Hikiba Y, Fujii T, Matsubara D, Noguchi R, Zhu C, Yamamoto K, Kudo Y, Asaoka Y, Yamaguchi K, Ijichi H, Tateishi K, Fukushima N, Maeda S, Koike K, Furukawa Y. Corrigendum: A novel mouse model of intrahepatic cholangiocarcinoma induced by liver-specific Kras activation and Pten deletion. Sci Rep. 2017 Jan 3;7:39567.
  4. Fujii T, Tsunesumi S, Sagara H, Munakata M, Hisaki Y, Sekiya T, Furukawa Y, Sakamoto K, Watanabe S. Smyd5 plays pivotal roles in both primitive and definitive hematopoiesis during zebrafish embryogenesis. Sci Rep. 2016 Jul 5;6:29157.
  5. Ikenoue T, Terakado Y, Nakagawa H, Hikiba Y, Fujii T, Matsubara D, Noguchi R, Zhu C, Yamamoto K, Kudo Y, Asaoka Y, Yamaguchi K, Ijichi H, Tateishi K, Fukushima N, Maeda S, Koike K, Furukawa Y. A novel mouse model of intrahepatic cholangiocarcinoma induced by liver-specific Kras activation and Pten deletion. Sci Rep. 2016 Apr 1;6:23899.
  6. Iida A, Tabata Y, Baba Y, Fujii T, Watanabe S. Critical roles of DNase1l3l in lens nuclear degeneration in zebrafish. Biochimie. 2014 Nov;106:68-74. doi: 10.1016/j.biochi.2014.07.025. Epub 2014 Aug 13.
  7. Takahashi N, Yamaguchi K, Ikenoue T, Fujii T, Furukawa Y. Identification of two Wnt-responsive elements in the intron of RING finger protein 43 (RNF43) gene. PLoS One. 2014 Jan 22;9(1):e86582.
  8. Yamaguchi K, Yamaguchi R, Takahashi N, Ikenoue T, Fujii T, Shinozaki M, Tsurita G, Hata K, Niida A, Imoto S, Miyano S, Nakamura Y, Furukawa Y. Overexpression of cohesion establishment factor DSCC1 through E2F in colorectal cancer. PLoS One. 2014 Jan 17;9(1):e85750.